Honeysは、誰もが聞いたことのあるプチプラブランドかと思います。
若者向けの可愛い服をリーズナブルな価格で展開している、全国区のファッションブランド…かと思われますが、実は、世代の幅が非常に広いことでも知られています。
30代以上の女性も積極的に利用するHoneysとは、どんなファッションブランドなのかを解説したいと思います。
Honeys(ハニーズ)とは
Honeys(ハニーズ)は、全国のショッピングセンターを中心に広く展開するレディス総合ブランドです。
コンセプトは「高感度・高品質・リーズナブルプライス」。
トレンドを取り入れつつも日常に溶け込むベーシックを軸に、幅広い世代が手に取りやすい価格と仕様で、通勤・お出かけ・学校行事までカバーする“等身大のきれいめカジュアル”を提案します。
Honeysが展開する姉妹ブランドは?
Honeysは、オリジナルブランドをいくつか展開しており、それぞれの特徴があります。
GLACIER(グラシア)
働く女性のきれいめ基調。ブラウスやジャケット、セレモニー対応まで“きちんと見え”を担うライン。
CINEMA CLUB(シネマクラブ)
ノンエイジのベーシック枠。季節を通して使える定番品を安心素材で展開し、世代を問わず支持を獲得。
C・O・L・Z・A(コルザ)
ヤング〜若年大人向けのトレンド寄り。遊び心のあるアイテムで“今っぽさ”を強化。
この3本柱を束ねることで、若年層のトレンド志向から30代以降の実用志向までレイヤー横断で受け止められる設計になっています。
店舗やECサイトは?
郊外型SCから都市型商業施設まで広く出店しており、実店舗に加えて自社ECと主要モールでも購入可能。
来店・オンラインいずれでも同ブランドの世界観にたどり着ける“入手しやすさ”が強みです。
Honeysのアイテムの価格帯は?
トップス
カットソー・ブラウスの中心価格は1,000円台〜2,000円台後半。日常の“買い足し”が想定しやすいレンジです。
ワンピース
2,000円台後半〜4,000円台後半がボリュームゾーン。体型を拾いにくいIラインやウエスト切替など、きれい見え設計が多いのが特徴。
アウター・ジャケット
2,000円台後半〜4,000円台後半が中心。撥水や軽量、シアーなど“季節機能×きれいめ”の提案が増加。
モール価格・セール傾向
モールECでも2,000〜3,000円台が主流。セール時は1,000円台まで下がるトップスも多く、まとめ買いでワードローブを更新しやすい価格設計です。
30代目線で見た、Honeysのテイストの特徴
ベーシック×控えめトレンド=“外さない今っぽさ”
大人に似合う無地・ニュアンスカラーを基調に、過度な装飾を避けたディテールで“さりげなく旬”。
ボウタイ・タック・マーメイド・Iライン・シアーなどの要素は、通勤や来客対応でも浮かない分量で仕上げられています。
色・素材・シルエットのつくり
色はアイボリー、ベージュ、ネイビー、グレーなどの定番と、くすみ系の差し色。
素材は自宅で洗える合繊・カットソー・布帛を多用し、シワになりにくさや落ち感で“きれいめ”を担保。
シルエットはIラインやテーパード、セミフレアを軸に“体の線を拾いにくい細見え”を狙います。
代表アイテム像
洗えるブラウス、センタープレスのきれい見えパンツ、撥水やシアーの軽羽織、マシンウォッシャブルのニット、セレモニー対応のセットアップなど。
“仕事・日常・行事”を横断する実用アイテムがブランドの核です。
Honeysの利用者層は?なぜ30代女性に支持されるのか
実購買層の広さ(ユース〜大人まで)
若年に強い印象の一方で、ノンエイジのベーシックやオケージョン提案、仕事寄りのきれいめ提案が充実しており、10代後半〜40代まで裾野が広いのが実態です。
特集や公式SNSでも「お仕事コーデ」「セレモニースタイル」といった大人向け導線が前面化しています。
理由1:価格の“失敗許容度”が高い
トップス1,000円台/アウター4,000円台など、数千円中心のレンジは新しいシルエットや素材に挑戦しやすく、トレンドの“お試し買い”とベーシックの“買い足し”を両立。
限られた予算でも季節ごとにアップデートしやすいです。
理由2:TPOの幅が広い(通勤・行事・休日)
きれいめ基調で“盛りすぎない”ため、職場・授業参観・オケージョン・週末など幅広い場で使える。
特にセレモニー向けのセットアップやツイードは、30代以降のリアルライフに直結します。
理由3:サイズ・体型対応の手厚さ
標準サイズのほか、アイテムによってはLL〜3Lの拡張サイズも展開(Web限定サイズ含む)。
ウエスト後ろゴム、前後差ヘム、二の腕をカバーする袖設計など“ラクにきれい”を叶える工夫が多く、体型変化が気になり始める世代にも扱いやすいです。
理由4:入手しやすさ(店舗網×EC)
全国規模の出店により“近場で試せる”機会が確保され、オンラインも常時更新。
必要なときに必要なものへアクセスしやすい環境が、30代の時短ニーズと親和。
理由5:クイックレスポンスで“今”に間に合う
トレンド把握〜商品化までのサイクルが速く、旬を逃さず供給。
価格と更新スピードの掛け算で、常に“ちょうど良い今っぽさ”を保ちやすいです。
まとめ
Honeys(ハニーズ)は、サブブランドで世界観と世代を横断しながら、“等身大のきれいめカジュアル”を数千円レンジで提供する総合ブランドです。
価格の失敗許容度、TPOの広さ、サイズ対応、入手しやすさ、そしてクイックレスポンスによる鮮度供給。
これらが相まって、若者だけでなく30代以上の女性からも高い支持を獲得しています。
強い基盤の上で“外さない今っぽさ”を提供できることこそ、30代女性に選ばれ続ける最大の理由と言えるでしょう。